これは夢日記のノートです

久しぶりに金縛りに遭いました。
何度遭っても厭なものです。
初めて縛られたのは14歳の夏。
息がしにくいなと思ったら、急にやってきます。

そのときの幻聴は鈴の音でした。
恐ろしくて眠れず、さらにその日の昼間、二度連続で遭いました。

二度目は開眼型で、半覚醒のままTVが観れました。
幻聴は笑い声でした。
独りなのが恐ろしくて、近所のPくんに来てもらいます。
それから10代は頻繁に遭うようになりました。

当時は今のようにネットで簡単には調べられず、「家庭の医学」を読みまくったものです。
安易に心霊現象と思わなかった若かりし日の自分に拍手したい。
その昔はアジアや西洋でも悪魔や幽鬼の仕業といわれてたようで、人間の想像なんてどこでもわりと一緒なんでしょう。

明晰夢って、誰でも知っている言葉でしょうか。
夢を見ているときに、これは夢だと認識して夢の中で自由に行動できる状態です。
空を飛べるようになるのが第一段階と言います。
明晰夢を見やすくなるという練習があり、眠る前にそうなりたい!と強く意識したり、起きてすぐに夢日記をつけたり、というもの。

ノートに夢日記をつけ出したのは10年ほど前。
しかし起きたときに夢を覚えてることはあまりなく、覚えていても朝に日記なんか書く気力はなくて。
日記どころか、月記、ときには年記になったりしました。
そして数年前、ビルの屋上で獅子座流星群を見ながら、いつしか眠ってしまいました。
そのときの夢で初めて飛ぶことができました。
しかし明晰夢を見られたのはそれが最後。
それ以来はむしろ金縛りになって終わることばかり。

ちなみに前述のPくんは明晰夢の達人で、昔から自在に夢の中で行動できるらしい。
少し羨ましい。

 

 

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