シリーズ道祖神 #3

またまた道祖神ではなく、庚申塚。
大松木之下稲荷大神の境内にある。

シリーズ道祖神 #1に、阿修羅観音かな? などと書いたが、適当なこと書いて反省。
庚申塚で多くお祀りされているのはこの【青面金剛】タイプであり、左にある庚申塔は寛政4年(西暦1792年)に建てられ、これは青面金剛、日月(ひづき)、一鬼(いっき)、三猿を刻んでる。
右のは時代不明。

青面金剛は。
ご存知、道教由来の三尸説があったり、密教の軍荼利明王に似ているという話もあったり、てことは梵語のクンダリニーがルーツなのは想像できる。
また、庚申塚の「申」は猿田彦神だろうし。
と思いきや、南方熊楠によればヴィシュヌ神が転化したものではないかという。
ごちゃごちゃと民間信仰の中で、独自の結びつきと、こじつけで形づくられた感じ。
要するに、近距離パワー型の神様だ。

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