Posts By stairs

stairs

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さて、この度また誕生月を迎え、毎年【いつも変わった贈り物をくれる人】からこれが届いた。

『stairs』

直球なタイトル。
Various Artistsの階段オンリー写真集。
Various Artistsって言い方、古いかな。

 

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【以前いただいた写真集】と違い、建築家の技巧や、階段の歴史的文脈を紐解くという趣旨ではなく、各フォトグラファーが階段を独自の着眼点と洞察力で切り取った作品集になっています。
と言った方が良いのか、単に階段馬鹿と言った方が良いのか。
こんな写真が撮れるようになりた…いのかな?

思ったことは、常日頃から「階段は下から見上げるか、真横から」というのがあり、上から見下ろした構図はイマイチと思っていた。
そこはやはり国籍・環境問わず共通のようだった。
ていうほど最近は階段の写真撮ってないかも!

 

祝辞をいただいた方々に感謝です。
先日のライブでもたくさんお祝いをいただきました。
ありがとうございました。

 

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2011.08.18 渋谷Wasted Time “AttoLoop Acoustic Set”

 

ホリデイ

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今週はAttoLoopの渋谷。
それから9月のライブも決まりました。
最近ライブ多いな。
ギターの練習しないと。

それで、そこそこ気に入る曲をかいて、詞をひねり出して、アレンジをあれこれ試み、トラック打ち込んで、楽器をさらりと録り、なんとか聴かせられる歌を入れて、何度もミックスして、寝かせてマスタリングして、欲張ってジャケットも作って。

90年代だったらきっと全部は無理だ。

 

水が好き

まずは、先日のSHIBUYA PLUGにお越しいただいた皆様に謝辞を。
有り難うございます。

PLUG、形態的にも音響的にも気に入ったのですが。
いかがだったでしょうか。

次回はSHIBUYA Weasted Timeなのですが、MCで言っていた通り浴衣+アコースティックになりそうです。
適当に言っていたのが本当になってしまいました。
節電…なのか?

*ディスクについて
現在、ライブ会場でアトループのディスクを販売していますが、こちらは【コンパクトディスク】規格ではありません。
iTunesをやPCをご利用でない方からの要望に対応したもので、アトループの正規リリースアクションではありませんのでご留意ください。

*歌詞について
所謂メジャー業界から退いた身ではありますが、昨今の出版の在り方を常日頃からディスカッションしています。
CDで育った自分には特に葛藤する議題です。
アトループは、現在コストや利便性を選択し、配信形式に的を絞っています。
感情的には、物(プロダクト)として手にしたい世代ではありますが、同一の内容の為に、そのプロセスや物理量を天秤にかけた結果です。

しかし、権利の問題からか、配信には歌詞が含まれていません。
今後の世情を睨むことしかできない立場ですが、現在は意に添ったパッケージが無いと感じています。
我々のように作曲と作詞が同居しているケースはまだしも、世の中には作詞専門の作家のかたもいらっしゃいます。
小説を出版する作家さんと、立ち位置は同じです。
それなのに、作詞家さんの為の電子的出版は整備されていません。
我々も末席を汚す立場として、日々頭を悩ませています。

特に!
歌詞を書くのがとても苦手な自分。
曲を書くことは少年時代からやってきたことですが、詞は逆立ちしてようやく捻りだしています。
それが音楽配信では何故コンパイルされないのか。
もったいぶる気持ちではありません。
せめて統一した規格が制定されれば、と思っています。
自分が知る限り、CDから配信に移っている過渡期、WEBでの掲載、ライブ会場での配布など、皆さん葛藤の末に様々な方法を採ってると思います。
しかし我々はまだ善い方策を見いだせていません。
ごめんなさい。

えーと、水の話は、また今度。

 

 

上質を知る大人の

――カルピス。

推奨の割合は、カルピス1に水が4。つまり5倍希釈。しかし、永きに渡り唱われてきた黄金比は、西暦2007年に分水嶺を迎える。
その自在性に重きを置き、4~5倍希釈推奨に改訂された。

少年時代は推奨の比率を正しく守っていたと思います。
そして長じてからは、濃いめに作るのが大人、そんなふうに思っていました。
青かった…。最近は専ら、少し薄め。
7倍程度に希釈して、さらに氷が溶けるのを待つこの余裕。

そんな大人も、また抽選に落ちたみたいでもう待てない。
【朝顔グラス】プレゼント応募のために、あと何回キラキラ星を演奏したらいいの。
http://calpis.jp/fun/music/

 

AttoLoop *New Song*

涼しい。

毎日暑いけど。
冬は、気温が低くても涼しいとは言わない。

涼しいのは、暑さに風が吹き込むときだけ。

アトループの新曲でます。
今週か来週か、ライブまでにはでるのかな。
iTunes Music Store / AttoLoop

 

ライブのお知らせ

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夏、ささやかにアトループのライブをします。

2011年7月25日(月)
渋谷 PLUG
Open18:30 Start19:00
予約¥2000 当日¥2500
http://www.shibuya-plug.tv
東京都渋谷区神南1-23-13-B2F
03-5428-9188

2011年8月18日(木)
渋谷Wasted Time
Open18:30 Start19:30
予約¥1500 当日¥2000
http://www.wastedtime.jp
東京都渋谷区宇田川町31-3 第3田中ビル B1F
03-3461-8383

予約・お問い合わせinfo@attoloop.comまたは直接オグリまで

あと、7月中に新曲の配信があるはずです。

 

すいている店が知りたい

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大きい音を長く聴いてると、耳も頭も疲弊してきます。

昼飯くらい静かにとりたいけど、どの店も主婦の方々でいっぱい。
80デシベルくらいの騒音レベルです。
もちろんこの辺の地域のランチはそういう層でなりたっているので、何も言えません。

だから、少し足を伸ばして。

 

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なんとかベーグル、とうふのクリチ、とうふのキッシュ。
なによりすいてるのが一番。
客は、若いふたりが~恋をして~って感じのふたり。
あとエッセイを書きそうな女のひと。

せ、静謐。

 

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マジカル公園。

 

ハリネズミ

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――あさ

窓に寄ると、ゆくりなくも陽が注いでくる。
じわじわと。

このまま一生雨なのかと思われたのに。
今日から【初夏】ということにした。
じわじわ。

 

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――ひる

だいぶ前に買ったComme des Garçonsの黒い服に袖を通す。

黒いので、陽光が背に あ  つ    い    。

じわじわ。

じわ。

 

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昼食をとったイタリア食堂屋のおやじは、ひとりで切り盛りしていた。

愛想はまったくない。
水を注いだグラスに水滴が。

じわじわ。

じわじわ。

 

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友達に勧められた、ロシアのアニメーション【霧の中のハリネズミ】が観たい。
観たくなる。

じわじわと。観たくなる。

じわじわ。じわじわ。

 

じ。

 

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青葉の頃 2 『おそうじの夜想曲』

小学校の【おそうじのじかん】は、【おひるやすみ】の後でした。

掃除中のBGMは、ショパンの『夜想曲 第2番 変ホ長調』
誰でも知ってる馴染みな曲。

ふと懐かしくなって聴いてみると、今持っているショパンのCDは中村紘子さんの演奏で、掃除中の曲とはまったく別の演奏でした。
無性に当時流れていたものが聴きたくなりました。
朧げな記憶を頼りに、『おそうじのノクターン』演奏者を探す旅に出ます。

最初に出会ったのは、
【アルトゥール ルービンシュタイン】
巨匠だし、学校のライブラリにあってもおかしくない。
でも古いので録音状態が悪い。
興が乗ったので、もう片っ端から買ってみました。

【ウラディミール アシュケナージ】
人気があるみたい。でももうすこし遅かった気がする。

【フジコ ヘミング】
好きだけど、でもちょっとテンポが違う。

【エヴァ ボブウォツカ】
出だしから全然違う。
途中から、急にテンポが速くなる。
はやく帰りたかったのだろう。

※小学生当時の目線で好き放題言っていますが、批評ではないです。
掃除の曲と違うかどうか、だけです。
どの奏者も素晴らしい演奏です。

【タマージュ ヴァーシャーリ】
なんか違う。

【ジョセフ クーパー】
大胆に減速する。大胆な男。

【イディル ビレット】
ちょっと残響音が多い気がする。

【Ewa Poblocka】
出だしから全然違う。
って、これさっきも聴いた!
名前が読めなくて同じの2回買ってしまった。
ひっかけ問題だ。

【アルフレッド コルトー】
なんか装飾が多い。かっこいいけど。

【Sandor Falvai】
なんか鋭い音。そして眼光も鋭い。

【アレクシス ワイセンベルク】
優しい。草食系ピアノ。

【Samson François】
顔がラテン系。艶っぽい音。

【ダニエル バイレンボム】
わかんなくなってきた。

【エリザーベト レオンスカヤ】
これ、ものすごく近い。出だしの溜めがそれっぽい。
コーダ部分がちょっと長い気がする。
それと録音年代からすると違いそう。

【Abbey Simon】
これもおしいなあ。じつにおしいよ。

【クラウディオ アラウ】
ああ。
これだと思う。
タッチ、溜め、テンポ、装飾、ダイナミクス、どれをとっても記憶と符合する。

懐かしい。
音が当時の記憶をまざまざと浮かび上がらせる。

…気がする。

同じ曲でも、似たものとまるで違うものがあって、もしかしたら手本にしているのが同じ人だったり、
影響を受ける流れがあったりするのかもしれません。

6年間ほぼ毎日掃除しながら聴いて、身体と耳に刷り込まれていた感覚がありました。
小学校の粗末なスピーカーから聴いていたので、音質面から判断するのは難しかったです。
我が旧友たちは憶えているのでしょうか。

そうして、今日も夜が更けていく。

 

 

Clam Up

あさりを初めて買ってみました。
よく見ると、「砂抜きしていません」と書いてあります。

砂抜きって?
とりあえず、塩水に浸して暗所に放置します。

1、2時間経っても変わったことはありません。
水底に、澱のようなものは溜まっています。

吐け。早く吐くんだ。
彼らは黙秘権を行使しています。
つまらないので寝ることにします。

でも、なんだか彼らが気になって夜中に起きました。

 

ひ。

動いてる。

君がなにを考えてるか、まるで分からない。

縄文時代、人はすでに木の実でパンやクッキーを作る調理技術を持っていたと聞きます。
貝好きだった縄文人はこんな事もしていましたか。

※スタッフがおいしくいただきました。