読むのが面倒シリーズ 3
たとえば、鍵盤をポーンと弾く。
聴いた人によって、そこに音楽的なこと、あるいは歴史を思う人、
また誰かを思い出す人もいるかもしれません。
こんな散文的な切り口も。
押した瞬間から「ポ」と鳴るまでが【Attack】
そこから音が減衰していく【Decay】
押している間の大きさが【Sustain】
鍵を離した後の余韻が【Release】
こういう時間的な変化の包絡線をEnvelopeと呼びます。
ピアノなら【Attack】は、ほぼありません。
でもバイオリンなどをゆっくりと弾くと【Attack】は長くなります。
Envelopeは、株価の乖離や演算処理なんかにも使う言葉みたいです。
時間的な変化を伴う物すべてに言えることかもしれません。
仕事を始めて、最初は慣れない【Attack】タイム。
スポーツなどの体力配分、ピークを過ぎた後の【Sustain】は底力か。
人間が生まれてからの【Attack】タイムは20年くらい?
【Deacay】レベルの落ち方を思い、
しみじみと「年をとったなあ」とか言い。
なんとか【Sustain】を維持して還暦を迎えて、
文字通り余生が【Release】。
なんてつまらない考え方。
人生はもっと複雑なはず。
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*読むのが面倒シリーズ 1
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