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武林

ブルース・リーの『ドラゴンへの道』が放送されていた。
これはこれで良いけど、『燃えよドラゴン』ほどの興奮は無かった。
比べるのも違うのかもしれないけれど。

もう昔の作品だし、文化も違うので、ありのまま感じたら当然へんてこな印象を受けるけど、そのへんが好きな人にはたまらないんだろうな。
そういう違和感を楽しむという娯楽もあるのかも。
陳腐なものをすぐチープと訳さない土壌を開墾しないと。

そんなことを考えてたら興が乗ってきて、ジェットリー初演『少林寺』を観た。
8割は対打シーン。
今見るとめちゃくちゃだけど、やっぱり面白かった。

なんとなくスタッフロール見てたら、武術指導に馬賢達とあって驚いた。
翻子拳のオーソリティ。
そちらの世界では間違いなく偉人。

それだけで、何か言える事はないけど、ものを作るのは大変な事で、見える点は一点でも見えない点は無数にある事、忘れないようにしないと。

なんて思って、次は『阿羅漢』を観たい。

 

 

テレキャスの鬼

あまりに早すぎる訃報、残念でなりません。
最高にクールなリフとカッティングをありがとうございました。

 

The World Heritage & Gyoza

餃子に一時間待ちはどうだろう。

 

日光の世界遺産でした。

 

しばし解放/バンド紹介/月記


忙しさの波は、時には静かで、時にはまとまってやってくる。
そういうときは重なるもので、またコンペの話をいただいて、今回は偶然ピンポイントで知っていたアーティストだったから驚いた。
それも終わり、ようやく一息ついた所。
ときには進捗が芳しくない事もあって、そんなときにブログなど書いてると叱られそうだったので、ご無沙汰してました。

紹介
アトループというバンドのウェブサイトができました。
http://attoloop.com
ギタリストのKAZとは10年からの付き合いだけど、ちゃんとバンドをやるのは初めてです。昔は金髪モヒカン・舌と鼻孔にピアスという風貌でしたが、今はいたってまじめで、真摯に音楽に取り組んでいます。よろしくお願いします。
レコーディングしてる事は書きましたけど、曲がネットで配信されますのでそれもよろしくお願いします。

月記
ブザービートの撮影を見ました。月曜のドラマのようです。
伊藤英明や永井大やNEWSの山下智久や相武紗季さんがいました。
RIZEの金子ノブアキもいて、役者をやってるらしいですけどずっとスタイリストかなんかだと思って見てました。

あと知り合いが作家デビューしました。ブックストアに小説が平積みされているの見ると、苦労をうかがえます。
単純に祝福したい。
これからプロでやって行くんだろうけど、それも大変なんだろうなきっと。

それから、バンド時代に非常にお世話になった、恩師であり、同志でもあり、兄であり、そして私がファンであるNaokiさん。
なにやら若手バンドの面倒を見ているようで、お仕事を手伝わせていただきました。
相変わらずで安心でした。

あとあと、写真部の部長から連絡あり!夏には活動できるみたいです。写真が好きな部員募集中。

たまたま地元から大事なともだちが上京するらしいのに、こちらの旅行と入れ違いのようで非常に残念です。ここで無念を吐露しておきます。

あとは、忘れた。

架空の部屋

最近会わないけど、以前ご近所だった友達が深層心理学だかなんだかを学んでいて、よく聞いてもらったことがあった。
夢分析をしてもらった。
今考えると、彼女がどういう学派で何を学んでいたのかなんて知らなかったが、とりあえず自分の知らないことを知っていたし、それで気が紛れたのは事実で、意味はあったと思う。

自分の無意識非意識など、別に意味深い事を現してることはなさそうだし、分かりやすい型通りの分析で事足りると思っている。
そういえばあまり性的な解釈はされなかったけど、慮ってもらっていたのか、古い解釈が嫌いだったのか今は分からない。

その頃は無かったことなのだが、今住んでいるマンションに加えて、もう一つ部屋を持っている。
眠っているときだけの架空の部屋だ。

なぜか夢には、いつもその部屋が登場する。
夢など、内容はいつもバラバラで一貫性は無いのだが、その部屋はいつもそこにある。
その部屋は、現実のどの部屋とも似ていない。
部屋の微細まで具体的に設定されている。
逆に、現実の自分の部屋はあまり出てこない。
こんな部屋に住みたい、と望むような部屋ではない。
奇妙な形をしている。
縦に長い大きな窓があるが、景色を意識することはできない。

自分の部屋で眠り、目が覚めるとその部屋にいる、ような錯覚に陥る。
夢の中でも、その部屋は自分の部屋と認識している。
明晰夢は体得してはいないから、自ずから行動はできない。

夢の内容を考えてみると、容易に現実の反映を推測できるのだけど、その部屋の理由だけがどうしても分からない。
ただの設定なので、存在しているだけであり、こちらに何も働きかけてくることはないから。

調べてみる気はありません。

けど、知ってる人、いたら教えてくれまいか。

 

抗い

エビデンス

春先の花粉症から、インフルエンザまで
マスクが売れているそうですが。
色々と意見が飛び交っているようです。
周りでも賛否両論あるんですが、とりあえず、
今自分はマスクをしていません。今現在、です。

まずよく聞くのが、日本人異常説。
その根拠は、大抵欧米との比較。
欧米ではマスクのイメージは、医療関係者または、
重い感染病患者、という目で見られるそう。
日本の悪い国民性、さらには集団ヒステリーだ、という意見も。

そうですか。

あとマスクは効果がない説。
ウィルスはマスクしていても通過する、とか、
よほどの近距離の場合にしか効果がないとか。

そうですか。

満員電車で目の前の奴が口を覆わずにくしゃみをしたら、
感染以前に不愉快と感じるかも知れない。
結局、日本では実際に普及しているわけだし、
比較的他人と距離を置きたがる文化なのだと
納得するしかないかもしれません。

欧米で普及してないから、という理由だけでは、
国内の常識と照らし合わせることは出来ないし、
逆に、文化を否定して、国内で白い目で見られては不都合もあろう。
世界は欧米だけではないしね。
どちらにせよ、実際の効果よりも、印象を左右する因子も
加味しないといけないようです。

そこに、『効果がない説』だけど、
花粉には、実際に効果はあったと思えました。
ウィルスはさらに花粉より小さいらしいですが、
ウィルスはそれ自体が空気中に浮遊することは少なく、
唾液飛沫やほこり、タバコのヤニに付着して漂うそう。
それならば、恐らくフィルターの細かいものにひっかかるサイズです。
予防医学の観点からなら、あるいは機能するのかもしれません。

そもそも、そこまで考えないといけないことなのか。
メディアはこぞってマスクの集団を映す。
感染者の、犯人探しのような報道も確かに疑問。
過敏に反応する人は、非難を始める。
鋭利な意見には、こぞって反発。

悪しき習慣であったとしても、原因は別なんでしょう、きっと。
そんなことは、実はみんな指摘されずとも感じていること。

とりあえず、実際目の前の男が実は風邪だったら、
着けていてくれたほうがありがたいかな。

手洗いについては、自分は以前ごく軽い洗浄脅迫があったほどなので、
警告されるには及ばないレベルのはず。

あ、そういう意味では、日本人は慢性的な疾病恐怖症なのか。
社会的に不都合がなく、実状を鑑みる余裕があるのなら、
それはそれでいいのかもしれないけど。

We Are the World

We Are the WorldのDVDがまわってきた。
20周年記念盤みたいな感じ。
当時はまだ幼稚園くらいだったにもかかわらず、特別番組を(ベータの)ビデオに録って、繰り返し見た覚えがある。

理念や背景などはさておき、改めて見ると錚々たるアーティストたち。
その中でもボブディランはなんだか一目置かれているというか、まわりも気を使っているといった感じ。

 

つまらなそうなボブディラン。

なんと先週、新作【TOGETHER THROUGH LIFE】がUS・UKチャートで一位に輝いたそうだ。
いったい何歳だと思ってるんだ。

 

つまらなそうなボブディラン。
楽しそうすぎる現場。

メイキング映像は進んで、急遽なのか、ボブディランにソロパートを歌って欲しいという事になる。
でもちょっとキーがあわず、困るディラン。

 

スティービーワンダーが助言をして、旋律もアドリブで変える事に。
なんだかんだ言って、見事に歌い上げた。

 

ようやく笑顔。

といったやり取りだと思うんだけど、ナレーションも全編英語でよく解らず、雰囲気を読んだだけだ。
字幕は、スペイン語だった。

 

シンディローパーがうちと同じヘッドフォン。

 

 

読むのが面倒シリーズ 1

こんな質問を受けました。
合唱をやっている人からでした。
その人は倍音というものを聴いたことがないと言います。
それで倍音とは、どういう意味なのか、ハモる事とは関係あるのか、声色の違いに関わるのか、と言ったような質問でした。

音声は、基音と倍音の合成によって出来ていて、音色の決定は両者の構成によるものです。
基音の周波数が、聴感上の音の高さを決定します。
では基音だけとりだすと、それは純音であるサイン波といって、これは厳密には自然界に存在しない音、人工的にしか出せない音です。
時報や、手術室の「ご臨終です」のピーという音が分かりやすいでしょう。
ということは、普段聴くほとんどの音には倍音が含まれている訳で、倍音を聴いたことがない、というのはそもそも間違いという事になります。
声色の違いも、当然倍音の組み合わせによるものです。

ハモリに関しては声楽の領域で、尺度が物理では表せないですが、平たく言えば、基音がその楽曲の和音構成に合っていれば、人間の耳には綺麗にハモっていると感じるのではないでしょうか。
合唱の舞台においては、他者の歌声の倍音が合成されて、別の音声に感じる可能性はあるとは思います。

こんな説明をしたんですが、あくまで音楽的な分野からの説明であって、物理科学の理論に添わない所もあるでしょうし、言葉の選び方にもあまり注意しなかったので、突っ込みどころがあれば是非教えていただきたい。
そこのあなた。

 

 

世代に括られたくない世代

穏やかな日々が続いておりまして。
窓を開けると、何処からか鍵盤ハーモニカの音が聴こえてまいります。うるさいので閉めたいけど、この陽気ではちょっと閉められません。

 

気取って鍵盤ハーモニカなどと申しましたが、私どもの地方、学校ではメロディオンと呼んでおりました。東京へ来て変えさせられたことのうちのひとつです。他の地方でどう呼称するのかは、存じません。
メロディオン。

 

都会にも林は多いです。