花粉症
↓
鼻をかむ
↓
乾く
鼻炎の薬を飲む
↓
乾く
↓
水が飲みたい
乾く
↓
口唇がわれそう
↓
リップクリームを塗る
↓
から
↓
ストローで水を飲む
↓
ストロー屋さんが繁盛
するのか
たとえば、鍵盤をポーンと弾く。
聴いた人によって、そこに音楽的なこと、あるいは歴史を思う人、
また誰かを思い出す人もいるかもしれません。
こんな散文的な切り口も。
押した瞬間から「ポ」と鳴るまでが【Attack】
そこから音が減衰していく【Decay】
押している間の大きさが【Sustain】
鍵を離した後の余韻が【Release】
こういう時間的な変化の包絡線をEnvelopeと呼びます。
ピアノなら【Attack】は、ほぼありません。
でもバイオリンなどをゆっくりと弾くと【Attack】は長くなります。
Envelopeは、株価の乖離や演算処理なんかにも使う言葉みたいです。
時間的な変化を伴う物すべてに言えることかもしれません。
仕事を始めて、最初は慣れない【Attack】タイム。
スポーツなどの体力配分、ピークを過ぎた後の【Sustain】は底力か。
人間が生まれてからの【Attack】タイムは20年くらい?
【Deacay】レベルの落ち方を思い、
しみじみと「年をとったなあ」とか言い。
なんとか【Sustain】を維持して還暦を迎えて、
文字通り余生が【Release】。
なんてつまらない考え方。
人生はもっと複雑なはず。
【バックナンバー】
*読むのが面倒シリーズ 1
以前新潟にいたころよく行ったのは白山神社で、地元ではメジャーな場所だった。
ククリヒメ、イザナギだけでなく沢山の大神を配祀していたはずだ。
その白山神社が今の近所にもあり、ここ何年かはふらりと訪れる。
こちらはイザナミを祀り、境内には樹齢九百年の大けやきが聳える。
1083年に源義家が奥州に下る際、戦勝を祈願して奉納したそうだ。
とても遠い昔の話だ。
数年振りに、正月を家族で過ごした。
そこで、少し前に神楽坂の赤城神社に行った話をした。
新潟では珍しい赤城神社の分祀が、生家の付近にあるらしいと話すと、親はそれらしい場所を知っているようだった。
山岳信仰により自然的に祀られたものか、分祀されたのか由緒はわからないが、祖父の代で交流があったらしく、実際に山伏の格好をした修験者もいたらしい。
群馬赤城山をご神体と祀っているはずなので、まず間違いないと思う。
曾祖父は戦争だか病気だかで早くに亡くなっている。
その曾祖父に連れられて赤城神社の祭りに行ったのが、祖父が持つ曾祖父の唯一の記憶だったそうだ。
これも、とても遠い昔の話だ。
教科書に載るほどの遥かな時代も遠いが、口伝で瑞々しく浮かびあがる昔が、なぜか遠く儚く感じる。