cul-de-sac
いつも変わった贈り物をくれるamさんが、
今年は誕生日にこれをくれた。
アンドレアス・ツュストの写真集。
これ、世界中の道路のロータリーのみを撮ったもの。
海外には素晴らしいロータリーがあるみたい。
欧米には欧米の、アジアにはアジアらしいロータリーが。
円形内の造形に趣向を凝らすところも、世界共通のようだ。
多摩市聖蹟桜ヶ丘のロータリーは有名ですが、以前そのロータリーが好きと言ったのを覚えていてくれたらしい。
それから、クルドサックも好き。
クルドサックは、住宅地道路の円形の行き止まり。
Uターンできるようになっていて、住宅地内に周遊性をもたらすなどの意図でコミュニケーションの一助となっていたそう。
フランス語でcul-de-sac。
袋小路という訳。
東京で有名なのは、板橋区の常盤台にある住宅街で、行ってみたらクルドサックが4カ所ほど確認できた。
街路計画当初は7カ所も予定していたそうだ。
他にも、横浜市の青葉区美しが丘や、兵庫県三田市のワシントン村というところなんかぜひ行ってみたい。
サウンドデバイスと閃き
友人が携わる【フィルムアート社】のイベントにお邪魔しました。
トークショーがあり、たまたま、田中宏和さんの講演が聴けました。
田中さんは、もと任天堂、株式会社クリーチャーズ代表取締役社長、もともと作曲家として活躍しているかたです。
鈴木慶一さんとタッグを組んだ【MOTHER】のサントラは、最高の一枚。
それから、YAMAHAのTENORI-ONの開発にあたった、メディアアーティストの岩井俊雄さんのデモンストレーション。
TENORI-ONは、次世代型音楽インターフェイス。
アトループでも使用を考えた事がありました。
日々、音楽の表現の形、絵としての具現、楽器のあり方、そんなことを考え議論している矢先だったので、トップクリエイター講演が聴けて、とても実りがあったわけです。
TENORI-ON
http://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/
それから、またひとつ歳をとりました。
祝ってくれた人すべてに感謝したいです。
感謝って、気持ちいい。
夏をとりもどせ 4
今週はでかられたし、毎日飲みにいったし、遅れた夏を取り戻してきたかも。
怪我は半分くらい治ってきた。
とりもどせその4は友人の出演する舞台。
高円寺の座っていう会場は初めて行ったけど、モダンと和の融合といった感じでとても美しい建物。
舞台は、即興芝居を競合する企画で、観に行くのは3回目かな。
観ているほうが緊張する。
こともしばしば。
おそらく誰もが芝居について浅からず考察すると思う。
知識がなくても、そういうことを感じられるように出来ている。
そう思いました。
年間を通して公演しています。
ACT LEAGUE
http://www.actleague.com
数年前まで夏といえば京都で、バンドのツアーで毎年訪れていた。
ちょうど大文字送り火の日だったりして、浴衣の人が街にあふれていて。
ハモ食べたりして。いつも良い時期に行けてたんだと思う。
で、だいたいいつも飲みすぎて、最後の記憶は曖昧で、たぶん先輩方にしかられてたんだと思う。
そんな良い思い出。
また必ず行きたい。
夏をとりもどせ 3
生家の二階はアトリエになっていて、
幼い頃から絵の具のにおいで育った。
特に美術に携わらずに生きてきた自分にとって
それは画材のにおいではなく、ただ生活のにおいだった。
仲良くなったイラストレーターの展示会を見に行く。
いつもの暑さとはまた違う雨の日。
プロの人の作品を見て、とても感心するのだが、
こういうときはやはり何も言えないものだ。
優美な作品に対し、発する言葉は酷く陳腐なものに感じる。
それはきっと杞憂なんだと分かってはいるのだけれど。
そういうときは、昔からのひねくれ屋が頭を擡げる。
自分を知っている人は、いつものことだと笑うだろう。
と、ILLな自省はさておき、
ギャラリーはなんとも異空間で、
日本で、世界で、活躍するアーティストの作品が拝めます。
略歴だけで食指が動く人も多いかもしれません。
今週日曜までやっているそうです。
箱庭 Exhibition vol2 tokyo girls pop art
Gallery LE DECO 渋谷
夏をとりもどせ 2
韓国料理の、さむげたん…ではなく。
かむげたん?
かむじゃたん。
新宿のかむじゃたん専門店。
コリアンダイニングというより、韓国料理屋さんて感じ。
そういえば、すっかり韓国料理食べれるようになった。
漬け物を除いて。
怪我の調子もよくなって、なるべく遊びに行くようにしています。
薬のロキソニンとやらも、余ってきた。
謝辞
お見舞いありがとうございます。
思ってもないくらいいろんな方に心配していただいて、本当に痛み入ります。
あと、フランスのあの人や、多分6年くらいぶりに連絡くれたあの人。
どうもありがとうございます。
千疋屋の甘味、撮ってみました。
開花(入院編)
その日、会う約束をしていた人がいて、搬送されながら、約束を破ってしまう事を悔いた。
頭より腰や背中が痛かったので、車の揺れが響いた。
でも心は妙に落ち着いていて、あとの連絡をどうしようかとか、そんな事を考えていた。
救急センターは人気があり、いろんな人のうめき声が聞こえて、なんだか気が滅入った。
CTスキャンは異常なく、レントゲンの結果、8番目の背骨が潰れています、とか言う。
でも元々そういう体質の可能性もあるらしい。
翌日MRIなど精密検査することになる。
胸椎損傷疑いで、安静に動かず寝なさい、と。
言われなくても立てません。
そして、ふと救急看護師が美人に見えた。
白衣ではなく、むらさきのTシャツを着ていた気がする。
濃いむらさき。
精密検査したら、損傷はセーフ。
まったく病院て好きじゃないな。
となりのベッドのじいさんは脳梗塞で倒れたらしく、半身麻痺で歩けない模様。
面会に来たじいさんの家族もなんだか冷たいの。
でも夜にはイビキがとてもうるさいの。
ここに居てもきっと良くならない。
短期で退院させてもらった。
*
時を同じくして。
東京都文京区の小石川植物園で世界最大の花、【ショクダイオオコンニャク】が16年ぶりにその花を咲かせた。
しかもこの花は2日で枯れてしまうらしい。
すごく見に行きたかった。あんな場所に2万人も見物客が訪れたそうだ。
*
頭の傷だけは、なぜか痛くない。
打ってすぐはアドレナリン?みたいなのが出たからかな。
まだ自分で傷を見ていないので、脳が認識してないのかな。
このまま騙し通す予定。
しかし人間の治癒力ってすごい。
薬の力もあるんだろうけど、皮膚が再生していくのがはっきりわかる。
自分はまだ若いのだろう、と感じた。
じいさんは歩けるようになると良いな。
初体験
このあいだ、交通事故にあいました。
相手は車で、こっちは自転車から投げ出され、
顔から着地。
アスファルトが迫ってくるまで、噂に聞くスローモーション。
(ほう、この角度とこの速度。おそらく無事に帰れまい)と
なぜか冷静だった。
一瞬、訳がわかんなくなって、道路に横たわっていた。
血がダラダラ出てたけど、それよりも
猛暑の灼けたアスファルトが熱くてたまらなかったし、
後続車に轢かれるパターンとかよく見るから
動きたかったけど、動けなかった。
相手の車の運転手がオロオロしてる。
「どうしましょ!!警察呼ぼうかしら!!」
「警察警察・・・ねえ03ているのかしら!?」
つっこむ気力はなくて、(まず救急車)と言おうとしても
声が出なかった。
上級救急救命資格もってるのに、自分では何もできなかった。
回復体位もとれなかったし、頭部の固定もできなかった。
通行人が119してくれた。ありがたい。
救命士に応急処置されながら、
運転手が警察に自己弁護しているのが聞こえた。
野次馬が集まってくる。
猫を抱いた婆がじっと観てる。
警察が示談や過失割合の話をしてきた。
黙ってくれと(心中で)言った。
タンカに乗るとき、あの人の顔が浮かんだ。
そういえば救急車に乗るの初めてだ。
こんなに揺れるんだ。